高齢者等への配慮における評価基準ポイント

等級

段差の解消

手摺の取付

通路、出入口の幅員

階段の勾配

広さ

5

無し
3mm以下

階段・両側、トイレ、浴室、浴槽、玄関、脱衣所

通路850mm以上
(柱部分:800mm以上)
出入口800mm以上
(工事を伴わない撤去可能)

6/7以下
段鼻無

寝室:12u以上
浴室:2.5u以上
短辺:1.4m以上
トイレ:1.3m以上

4

無し
3mm以下

階段・片側、トイレ浴槽、玄関、脱衣所

通路780mm以上
(柱部分:750mm以上)
出入口750mm以上
(工事を伴わない撤去可能)

6/7以下

寝室:12u以上
浴室:2.5u以上
短辺:1.4m以上
トイレ:短辺1.1m以上
長辺1.3m以上

3

無し
3mm以下

階段・片側、トイレ、浴槽

通路780mm以上
(柱部分:750mm以上)
出入口750mm以上
(軽微改造可)

22/21以下

寝室:9u以上
浴室:2.0u以上
短辺:1.3m以上
トイレ:長辺1.3m以上

2

無し
3mm以下

階段・片側、トイレ、浴槽

22/21以下


上記の表は、2000年4月に施行された『住宅の品質確保の促進等に関する法律』の中で住宅性能表示での、高齢者等への配慮におけるポイントをまとめたものです。

バリアフリー住宅だから安心ではなく、加齢・ケガ・病気などで身体機能が低下した時に、
配慮・工夫を、設計の段階でプランニングが必要です。



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  『高齢者用トイレ・バスユニット等設置工事』と併用すれば、更に100万円(合計200万円)が増額されます。


施工例

玄関

玄関の上がり降りが楽にできるように式台を設け、段差を少なくしました。
また、壁には手摺、腰掛けで靴が履けるようにベンチもつけました。

焼き杉のの収納ベンチも作ってみました。



階段


ゆったり、幅広階段。
手摺は連続して、最後まで安全に上がり降りができます。

フットライトの併用は夜間とても安心です。(右写真)



-ワンポイント-

高齢者にとって、段差が無い(つまずき防止の手摺がある)ということは生活をする上でとても重要なことです。
手摺は主寝室からトイレ、食堂というように動線に配慮し、途中に休めるスペースを設けたり、足元にも照明
(フットライト)を付けて、夜間の移動も楽にする工夫も必要です。
また、手摺の高さは身長や症状に合わせた高さとするように打合せを行ってください。
既存の住宅の壁下地が石膏ボードの場合にはビスが効きません。
金物受けの板を打ち付けるか、お近くの工務店さんに依頼し、手摺を取り付けるようにしてください。


介護保険サービスでは、住宅改修をする際に申請を行うと要介護認定の等級とは関係なく限度額20万円まで助成金が
支給されます。
各自治体によって申請方法や審査、還付方法等が異なる場合がありますので、まずはケアマネージャーにご確認ください
※手摺、段差の解消、建具(引き戸)への変更、トイレなどが対象となります。



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