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    エコロジーと環境

 今、世界では森林開発や木の伐採などにより、砂漠化や温暖化がどんどん進んでいるということを、関心のある方々はTVニュースや新聞などでご存知かと思います。

 一般に木が、木材に加工されるまでにかかる育成期間というのは60年から70年と言われています。 私達が木の育成サイクルに合わせた家造り、建替えを考えた住宅は ”自然や環境にやさしい” と、いうことではないでしょうか。家族に良い家を残せたならば、次の世代では余裕のある暮らしができるということ,、そして何より、自然のものだからこそ安全で安心して住み続けられることが、とても大切なことだと思います。

 最近では、『省エネ住宅』という言葉を耳にします。 ちょっと前までは、電気業界や自動車業界などに言われていた省エネ(省エネルギー)も今後、住宅を造る上で重要なコンセプトとなってきました。主に断熱材などによる冷熱負荷の軽減は快適な生活環境を創るうえで重要なポイントとなります。
 石油などの有資源問題や温暖化などの環境問題を,地球市民として、これからは考えていかなければならないと感じます。

                                           < オール電化住宅 >


    木造在来工法

 桧、ひば、栂、杉材などの木を使って土台・柱・梁・小屋を組立てる工法で、日本古来の工法です。
 在来木造建築は、日本の風土・気候に合った家づくりであって、人にやさしく、心を癒してくれる住いだと考えます。木のやさしさは、森に生い茂る樹木が発する香気の中に、抗菌、殺菌作用やリラックス効果のある”フェトンチッド”という成分が含まれているからです。

 また、木の耐久性や強さについて、以外に勘違いをしてる人も多いと思いますが、実は火に対しても強い特性をもっています。鉄は加熱をすると軟化して変形を起こしますが、木はある程度以上の厚さがあれば表面が焦げるだけで内部まで燃えません。そして、同じ重さの鉄やコンクリートに比べて,引張り強さ,圧縮強さとも勝っているので、地震に対しても、しなやかな強さを発揮します。

 在来工法は、自由な設計ができ,増築・改築が容易ですが、工務店の知識や職人さんの技量よっては仕上りに差が出てきます。特にリフォームについては、建築業の許可なしに行うことができるので、工務店の選択には注意が必要です。


    建築コスト

 皆さんは、適切な住宅のコストと経費の割合はどの位だとお考えでしょうか。そもそも、建築というのは多くの職種の職人が、組上げ仕上ていきます。そのそれぞれに経費という形の技術料が工事費に加算されていくのです。仮に1業者だけで全てがまかなえたなら、2/3以下で、住宅を供給できるはずです。
 つまり、職種を減らすということは、経費の削減とともに工期の短縮につながり、回転率を上げることでコストダウンを行ってきましたが、最近では価格競争の激化等で、職人の技術料や材料費を下げてコストダウンをしています。その弊害として、欠陥住宅や手抜き工事が、クローズアップされてきています。

 何故このようなことが起こるのか、まずはコストダウンによる、総工事費にかかる経費の減少、元受業者は荒利益を25%前後確保して、下請けに工事を発注します。不適正の価格で受ければ、そのしわ寄せは末端の職人が被ることになり結果として、お客様にとって、決して利益のある家造りとはいえません。では、お客様の利益と安心かつ安全に住める住宅を提供するためにはどうしたらよいか?
 私共は建築工事における原価を公開したうえで、総工事費の金額によって、13〜15%の経費で受注しています。

 最近では、坪単価30万円前後の低コスト住宅の広告を見かけますが、お客さまにとって本当に良い利益のある住宅かどうか考えてみましょう。
 建築の坪単価とは、どうお考えでしょうか? 予算の目安としては必要かもしれませんが、坪単価とは建築にかかる費用を、単純に坪面積(3.3124u)で割ったもので、同じ仕様であれば建築面積が大きい程、坪単価は安くなります。(当然面積が大きいと総工事費は上がってきます)。

 低コスト住宅に言えることは、規格住宅ということです。規格住宅は、極端に言えば建売住宅のようなもので、間取りや内外装・設備の仕様が全て決まっています。それが建売住宅であれば見て納得して購入することが出来ますが、やはりこれから建てる住宅には、それぞれ家族の夢や思いがあるはずです、多少の間取りや設備の変更や追加工事も出てきます。それらがオプション契約となり、決して安くない工事費を請求されてしまいます。終わってみたら、注文住宅と変わらないなんて話も良く聞きます。失敗しないために特に注意して欲しいことは、構造体がそのままであるということです。コストを押えるために、材寸や材種・数量の少ない家に家族が安心して住むことが出来るでしょうか?。構造体は後から取り替えることはできません。長く安心して住む家だからこそ、十分に確認をした上での契約をお薦めします。

                                        < 家づくりのステップへ >

 そして、追加変更工事等有ればなるべく契約する前に、口頭でなく、きちんとした見積書を、提示してもらうことが肝心です。契約後の変更等では、すでに資材を発注してしまったという理由で、差額だけでは済まないという場合がある様です、諦めてしまうか、泣く泣く全額を支払うかどちらかです。


     バリアフリー住宅(介護住宅)

 これからは高齢化社会や幼児に向けて、床の段差(敷居など)を無くしたり、手摺を付けたり、滑りにくい材料を使うことで、事故や怪我などを未然に防ぐことが大切です。
新築工事では、すでに基本的な考え方となっていますが、加齢・怪我・病気などによって身体機能が低下した時にそれだけで十分か、介護が必要となったときに果たしてどうでしょうか?。だからこそ、それを必要とする側と介護する側が、満足のいただけるものに仕上てこそ役立てられ、いつまでも快適に安全に住むことの出来る、思いやりと優しさの工夫が大切なのです。

当社では、最初のプランニングから、住いの随所に配慮をしています。

                                            < バリアフリー >

         ※住宅金融公庫では、バリアフリー住宅(高齢者対応構造工事)とすると、
割増融資(100万円、又は200万円)が受けられます。


    健康住宅(ハウスシック)

 住宅の購入や建替えを、お考えになっている方々は、ハウスシック・ホルムアルデヒド・環境ホルモンなどを耳にしたことがあると思います。汚染する科学物質として代表的なのがホルムアルデヒド(合板等の接着剤、防腐剤)。その他にも、塗料や接着剤から出る有機溶媒(VOC)や殺虫剤、防虫剤、防炎加工材などがあり、人によって感受性が異り、従来は安全とされた濃度で症状が出る『化学物質過敏症』も、問題になっています。
 最近のメーカーは、商品にFC0(E0)や抗菌という表示をしており、大手一般のビルダーでは、ハウスシック対策として使用しています。FC0(E0)には、ホルムアルデヒド放出量の基準値を示したもので、全く含まれていないということではありません。

                    (平成15年7月 建築基準法で、ハウスシック対策の改正)      

                                              <  NEWSへ >

 現代の社会生活環境の悪化などが、昨今、本来人間の持っている抗体を弱くしているように感じます。健康であれば何でもないことが、ちょっとしたことで、頭痛や吐き気などさまざまな症状で苦しんでおられる方々が大勢いるのも事実です。
 これからの住宅はこの諸問題を、いかに解決するか、またどうするべきか考える時代へと変化しています。大切な家族のため、永く住まれる家だからこそ真剣に考えてみてはいかがでしょうか。私共は、そんなご家族のためご提案させていただきます。

シックハウス症候群

シック・ビル症候群からの発生語で、住宅の室内環境、環境汚染によって
生じる不快感や、健康障害をさす。人体に影響のある化学物質の使用が
直接の原因だが、背景には住宅の気密化など考えられている。



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