NHK 朝の連続テレビ小説  ”ほんまもん” より

 (設計者)    
           建て主様より木造三階建て、客室30室のゆったりとした
           リゾートホテルを造りたいというお話をいただきました。
           関西で建てるなら、是非とも関西の木材を使いたい、
           そこで、こちらに伺った次第です。

 (祖父・定道)  
            しかしそれも木造とは・・・・。
             いささか現実味のない話に聞こえますが。

 (設計者)     
           いや、とんでもない。鉄骨に比べ木造は耐久性がないと
           申しますが、本物の木造を使えば軽く100年はもちます。
           下手な鉄骨より木造建築の方がよほど耐久性があります。
            しかも、日本人の心を本当に癒してくれるのは木だと信じ
           ております。
           100年後の日本に残る建物を造りたいのです。
                                  (平成14年2月放送分より)

 <木は生きている>
    木造住宅は昔から住まいの主流として、その地位を占めてきたのは日本独特の
    気候風土によるもので、その最大の要因は木材にあると言われています。
    木には空気中の湿度が高いときは温度を吸い込み、乾燥すると水分を吐き出す
    温度調節機能の役割を担っています。

 <木に自然効果>
    森や林を散策した時に自然に気分が爽快になったり、リラックスしたという経験が
    あるはずです。これは樹木が発する香気の中にフィトンチッドという成分が含まれ
    ていて、癒し効果や鎮静効果、抗菌、殺菌効果もあるのです。

 <木のやさしさ>
    木は人の目にもやさしいのです。金属・ガラス・プラスチックなど反射をするものは
    目に与えるダメージが大きいのです。
    人の目にとってもっとも快適なのは、反射率が50%〜60%だと言われています。
    ヒノキなどの白木は反射率が50%〜60%で、木の表面の凹凸が紫外線を吸収
    して赤外線を反射させる効果により、目にもやさしさを与えます。

 <木の断熱効果>
    木には熱伝導の伝えにくさがあります。
    (熱伝導率:材料の熱の伝わり易さを示す値。)

  熱伝導率
  (W/m・K)

    木        0.2

 コンクリート     1.2

    鉄         53.0

   

  ■同じ表面温度なのにサッシ・ガラス・コンクリートは熱冷の差が大きく、それに対して、
    木は比較的温度差がありません。
    このように木の熱伝導率の違いは人の感覚に柔らかさを与えています。

 <木の殺菌効果>

 ユーカリ

 ブドウ状球菌、流感ビールス、創傷治療、呼吸器治療、防虫効果

 カシ

 循環器系の治療

 イチョウ

 高血圧の治療

 ヒバ

 防虫効果

 ポプラ

 痔治療、流感ビールス

 ササ

 防腐効果

 スギ・マツ

 ジフテリア菌

 ツツジ

 黄色ブドウ状球菌

 モミ

 黄色ブドウ状球菌

 カシ・シラカバ

 風邪、バクテリアの殺菌作用


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