川越市 A様邸



 武蔵野の大地に自然とのコラボレーション、日本古来の建築技術で建てた和住宅と呼ぶにふさわしい住宅です。新建材は使わずに、木のやさしさや木目の美しさを木組みで表現して、壁には昔ながらの小舞をかいて土壁で仕上ています。
自然の作り出した素材の香りや肌触りは人にやさしく、そしてその美しさは自然環境や住む人の心にもゆとりややさしさを永遠に与え続けていく住宅に仕上ました。






  一文字瓦施工風景

きれいに並んだ一文字瓦と軒先の銅板がとても美しく施工
されています。
軒先の銅板は年月とともに色合いが変化し、自然に とけこむ様は優美な世界をかもしだします。
施工後あえて樋は付けず、地面には雨の跳ね返りを防ぐための玉砂利を敷き、排水を取るなどの工夫をしています。  






土壁造り

写真は、土壁の芯となる”しの小舞”です。
30年ほど前の建物を解体すると断片的に見ることができますが、今ではまったくと言っていいほど見ることができません。
昔は”小舞をかく”といって、農繁期を終えた人達の手によって組まれたそうです。塗りこむ土もたくさんの人の手によって、わらを切り足で練り、職人さんが丁寧に壁を仕上たので、労力も時間もかかった工法です。
現在では、人件費やコスト、工期短縮のために新建材を大量に使った住宅が主流であり、さまざまな問題が起こっているのも事実です。

人に与える影響を考えたときに本当の意味で人や環境にやさしい家造りとは、日本古来の工法や文化にあるのではないでしょうか。 



その他にも、必然的に現代に合わせた居住性も求められます。床下には活性炭を敷きこみ全ての居室に床暖房を備えています。
外壁は、ミジンコ入り白セメントを金ゴテ磨き仕上とし、磨き焼板の柱は美観と耐久性を兼ね備えました。また、庭側の全てにぬれ縁をまわして、建物に重厚感を与え、庭は雑木をあしらい四季の移り変わりを表現して、家のまわりの丹波石はだいたんに配することで、よりいっそう自然観を演出しています。



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